美味しく喰らう

天才とは様々なものを「美味しく喰らう」存在

休日を無為に過ごしたことに関する反省

今年の私は書くことをこそ使命とし、それに従事しようと言うのが、もっぱらの目標である。そのついでに、人に対しても文章を書けとせっつく心づもりがあるとなると、自分が人に書けとせっつかれた時には、これに応えないということは、筋が通らないだろう。…

存在するとはどういうことかに関する報告

アブストラクト 前段で報告したような実在論的唯我論はいかにして諸存在を説明するのか、形而上学的に正当な唯一の存在理解の仕方について報告します。 二 存在するとは認識されることである。二・0一 存在するという事態は、実在するものから説明される必…

続・我が変化を見る/メルクマール

今回の記事は、『我が変化を見る』の続編であって蛇足であろう。数年ぶりに『我が変化を見る』には不要な一節が追加されることとなる。それに伴って、『少なくとも時間だけは進んでいる』と『青春への未練』の二つの記事も遡及的に『我が変化を見る』の続編…

何が実在するのか、唯一実在すると明らかにできる「認識主体」に関する報告

アブストラクト 前段の報告結果を前提に、何が実在するのかという、存在基盤の根拠となる問題に対して、「認識主体」という解答を提供します。また、この「認識主体」の性質に関する分析を報告します。 一 明らかにすることが出来る唯一の実在は「私」である…

実在とはどういうことであるのかに関する報告

アブストラクト 実在とは何かという、存在基盤の根拠となる問題を考えるための、ダス・エアフラークテ(問い求められるもの)としての実在がどのようなものかということに関する分析を、前期ウィトゲンシュタイン的な形式で報告します。 0 実在とは、実体性と…

続・我が変化を見る/青春への未練

友人が最近ラノベを読んで青春への未練を引きずり創作意欲を燃え立たせている。私はそういう熱気には全く弱く、すぐに感化されてしまうところがある。おかげで最近は動画を投稿してみたり、あるいはこうしてブログを書いたりしているわけだ。では果たして青…

続・我が変化を見る/少なくとも時間だけは進んでいる

すっかり周りの人間も大人になった……のだろう。その内実として実際大人になったのかどうかは知る由もないが、少なくとも世間体としては十分に大人である。 周りの同学年の親しい友達は四人ほどいる訳だが、彼らはそれぞれ東証プライム企業に勤めたり、公務員…

過去未来現在と現実

なかなか文章を書くということはサボりがちになる。人が横で書いていると、ようやく慌てて書かなくてはと思い出す。今日もそうして筆を取ったわけだが、はてさて何を綴るべきかということでは迷うところだ。 それなりにまとまった量ということを気にしないの…

私の当面の投票方針について

さて、本日は第26回参議院議員通常選挙の投開票日であった。 しばらくの間国政選挙が無いそうなので、備忘録も兼ねて、私の今後の投票方針を書き残しておこうと思う。そこでまず第一に現状の国会の状況を論じることにする。続いて、理想的な国会状況について…

これこそが民主主義の帰結に他ならない 

おおよそ全ての民主主義は今回の帰結を待っている。至らざるを得ないものとして、安倍元首相暗殺はあった。 帝国時代、大正デモクラシーは五・一五事件によって終わった。しかし、では大正デモクラシーは暴力によって消えたということになるのか。ならない。…

健康か病んでいるか

健康であったり病んでいたりすると何かといろいろ変わる。なんなれば、そのような変化に基づいて自らを健康であるとか病んでいると判定できたりしそうである。友人は健康であればヘーゲルと儒教の間の子を信仰するし、病んでいる時にはキリスト教の異端者に…

ちゃんとしたものを書くためには

ちゃんとしたものを書くのは骨が折れる。本当にちゃんとしたもの.......おそらく私はそのようなものを書いたことがないし、世の大半の人がちゃんとした文章群などの執筆とは無縁な生を送っていることだろう。一方、ちゃんとしたものを読む方はこれは書く方と…

個別具体的な話はどうでもいい!

表題は議論中における私の口癖である。そう個別具体的な話はどうでもいいのだ。個別具体的な話は議論に耐えない。その問題点はあまりにも多くの地点に拡散していく。というかもっと言えば個別具体的な話というものには問題点が遍在しているのだから、もはや…

今しかない今を生きるということ

時間の捻出を頑張らないと行けなくなる程度にはタスクを積みまくっているのだが、にも関わらず今この瞬間において夕飯を食べるという一事を億劫に感じ、仕方なくブログを書いている。時間を捻出しなくてはならないのは何故なのかという根本的なことを問うこ…

結婚制度に関する私見

先日の大阪地裁の同性婚判決によって、私の周囲はちょっとした沸き上がりを見せている。この沸き上がりに対して私は便乗して結婚制度、ひいては家族制度に関する私見を滔々と述べてみようと考えた。 結婚制度は家族制度と不可分一体である まず第一に私は結…

これまで若干避けていたものに触れて

有名であるけども、そして有名であるからこそ、興味を多少持っていても若干避けるように、あるいは遠巻きに眺めるようにしてしまうものというものは、人生を生きる中では往々にしてあることだろう。私にとってそのようなものの一つは「伊藤計劃」であった。 …

とりあえず何かを書こうと思ったが.......

近況報告 4月末に大学に入学したので、今では晴れて大学生となった。 ゴールデンウィークは友人と北陸を旅行した。 ゴールデンウィーク明けに仕事を辞めた。 6月6日より仕事を再開。 とりあえず最近あった報告に値することはこの辺りかな。 他にもちょこちょ…

二泊三日日本弾丸旅行記 第一章・準備

それは突然やってきた。そう、突然に全く仕事に行けなくなったのだ。職場からは、急遽一週間の休みを与えられた。一週間で回復せよとのことだった。私は考える。一体どうすればこの状況は打開できるのだろうか? と。病院に行くには時間が短すぎる。病院は既…

自己言及の不可能性と共に[Ver.automatic]

今一つの言説は常に偽であることを忘れないように。そしてそれは常に真である。始まるべきなのは、そして既に始まっていたような、とにかくひたすらに待ち望まれていた、真の自己言及をここに展開することで、私は新しいステージへと推進していこう。必要な…

ロシアのウクライナ侵攻に関して

序 西暦2022年2月24日、ロシアのウラジミール・プーチン大統領はウクライナに対して宣戦布告をした。以降ロシアはウクライナ全土に対して電撃戦を展開。ウクライナ各地ではウクライナ軍による必死の防衛が行われている。 昨日2月26日、私は思想的同志らと共…

虹色への〈渇望〉

33分 3790字 幸せとは真実の中で唸るあの時の声のように〈他者〉たちのざわめきが真実を覆い隠すあの月の夜。赤い月が今日も虚栄に満ちた人々の心に影を投げかける。青い星が南の空で静かに瞬く。まだあの時がもう一度訪れるかもしれないと本当にそう信じて…

人間関係論

序 この人間関係論を書くことになったのには、私が属するふんわりとしたコミュニティにおいて人間関係に起因する問題が一時期に集中して多発したためである。そこで私の見解を明確にしようと試みたのが以下の文章である。 目次 序 本論 自分と相手 「空気を…

新年明けましておめでとうございます

さて人語を貪り喰いながらなお自分の世界に引きこもる、人間的本性の現れをここに示さんと欲す僅かに欠片が朽ちていくように冬とともにやってくるこの不愉快な存在者を我々はどのように抱き抱えることになるのでしょう。私たちに許された僅かな可能性と欠片…

炎上商法

空をウミガメが泳ぐ。テトリスが雨のよう。しかしその落ちる速度は遅い。紫の煙がプカプカと浮いて雲になる。空は茜色に染まっていた。夕方。幻想的な夕方。 街にネオンが灯り始める。僕は銀色のスーツを着て、バイクを飛ばす。繁華街は怖いところだ。いつ爆…

認識・記憶・時間

はじめに 本稿は、我が最愛なる友人の一人である、黒井氏の論考『祖霊崇拝』において展開された私の持論への反駁に対する再反駁になる。 また、彼への再反駁をテコとしてそこから認識と時間の関係について私の持論を提示する。この提示によって、黒井氏がし…

『我が変化を見る』解説 その1

・はじめに さて、私自身の思想的帰結の一端を成す『我が変化を見る(以下、「我が変化」と称する)』の分析作業を始める。この分析作業を通して徹底した自己批判を展開出来ればと思う。その自己批判が私の思想的飛躍に多大なる貢献をしてくれることを期待する…

我が変化を見る 第十三巻+第十四巻

目次 第一巻 第二巻 第三巻 第四巻 第五巻 第六巻 第七巻 第八巻 第九巻 第十巻 第十一巻 第十二巻 第十三巻 13-1(懐疑的真実:自我、確信的真実) 13-2(実在の発生) 13-3(空、ウィトゲンシュタイン) 13-4(明晰、表現) 13-5(空集合、梵我一如) 13-6(明晰、体感…

我が変化を見る 第十二巻

目次 第一巻 第二巻 第三巻 第四巻 第五巻 第六巻 第七巻 第八巻 第九巻 第十巻 第十一巻 第十二巻 12-1(その命の行き着く先へ) 12-2(視点の統合) 12-3(言語:ひとつの秩序的な形態) 12-4(言語崩壊思考壊滅) 12-5(生物・非生物の問題) 12-6(矛盾を内包する構…

我が変化を見る 第十一巻

目次 第一巻 第二巻 第三巻 第四巻 第五巻 第六巻 第七巻 第八巻 第九巻 第十巻 第十一巻 11-1(責任の集約、人類という共同体) 11-2(人類という共同体を包括する集団の形成) 11-3(集団の有無と責任の所在の相関) 11-4(神と裏切られた王) 11-5(活動における形…

我が変化を見る 第十巻

目次 第一巻 第二巻 第三巻 第四巻 第五巻 第六巻 第七巻 第八巻 第九巻 第十巻 10-1(質素と勤勉への誓い) 10-2(自己対話、言葉) 10-3(神とは私たちの想いなのだ) 10-4(神、唯物論、言霊、畏怖) 10-5(考えることで現実から逃げている) 10-6(ビミョーなねむさ…