美味しく喰らう

天才とは様々なものを「美味しく喰らう」存在

我が変化を見る 第六巻

目次

第一巻

第二巻

第三巻

第四巻

第五巻

第七巻

第八巻

第九巻

第十巻

第十一巻

第十二巻

第十三巻+第十四巻

 

第六巻

 

6-1(やあやあお久しぶり)

やあやあ
お久しぶり
そこのみんなは
元気にしてるか?
世界に迫る
偽物の賛美歌は
心のない
神を
崇め奉る
あぁ清らかだ
聖なるものは
ただ一つ
あの蛇を除いて
誰がいる?
真の神と
悪魔とを
取り違えて
弄ぶ
結局最後に笑うのは
人間だって思わないか?
それでも君は神を
崇め奉る
あぁ気持ち悪い
気持ち悪い
嘘と欺瞞の
おとぎ話
フェアリーテイル
ファイアーウォール
いつしか世界は
朽ちていく
砂と塵に消えて
地理など知らない
あぁ君は歩いて
サンフランシスコに行くのかい?
それともロサンゼルス?
ロサンゼルスは
ロス・エンジェルス
そんなことは知ってるって?
でも行くのは飛行機で
ニューヨークなのか
飛行機の中で入浴できないのが
残念だね
カンタスだと寝ているとものは配られない
JALは知らない
でもあれはハーゲンダッツが配られるらしい
まぁ飛行機乗るならエコノミーよりは
ビジネスの方が
絶対いいということだけは
行っておこう
速さを求めるのでなければ
船の方がいいだろう
優雅さは
人に余裕を与えるものだよ
落ち着きのある生活が
人を玉座へと導く
君はそんな単純な事実も知らなかったのか
死に値するね

死は無価値だ
それ自体では
デフォルトは死か生か
デカルトは歯科製菓
歯科製菓ってなんか味気ないお菓子連想するけど
ビスケットとかの事だぜ
爆笑しちゃうよな
まぁ来週はテストあるから
勉強するべきなんだよ
でもこうやって精神をぶっ壊す遊びに興じているっ事は
何から逃げているんだろうな
分かりきったことだから
答えはなしということで
うーん
私は今誰と話しているのかな?
君の名は
YOUR name
そう言えば一月3日だか6日に地上波らしいね
うんどうでもいい
運動会
運動会?
唐突にすぎるなぁ
突起物は
もぎ取って
ゴミ箱にポイだ
穢らわしいからね
やっぱりじゃまだよね
それだから男はだらしないんだ
西洋は素晴らしいけど
それは文化に起因するものじゃない
君は勘違いをしてはいけない
これは正気の沙汰じゃない
地獄の沙汰も金次第
そう全ては金金金金
カネをくれ
そうすれば
クリスマスイブには
彼女とディズニーランドで
デートができる
あとはお酒が飲めればいうことはない!
時間の問題は大きいなぁ
バイト?
そんなものうちの学校で許されとでも?
怒らせるのだけは上手いらしい
イライラしてきた
処女の魂
童貞はどうでもいい
さぁ君の色は何色か?
単調な色
クレヨンで書いた
幼稚園生の落書きのようだよ
もっと洗練された
研ぎすまされた
心の中を
見せようとは思わないのか
それともほんとに
君の心は
そんな雑然として
汚れているのか?
美しい心の持ち主
なんて男の中には
いるまいに
そう言えばわすれてた
悲しい話を思い出す
でもね
私はそれをもう忘れている
世界の狭間に置いてきたようだ
世界の狭間で
桶狭間の戦い
勝ったのはなんと
今川勢
日本はその後
朝鮮を滅ぼし
北朝鮮問題なんて
なかったとさ
あぁ喝采
滑稽に
もうどうしたらいい
妄動は度をすぎれば
病気かな
いやもともと行基
行基のしたことは
基本的に違法行為なので
法治国家に生きる
素晴らしい市民たる
みなさんは決して決して
真似をしないように
真似をするなら
マネーを用意して
容易に釈放して貰えるようにしましょう
釈量子っておばさん知ってる?
幸福を実現してくれるらしい
でもさ、私は聞きたいんだよね
いや、そのおばさんだけじゃなくて、みんなにも
幸福って何?
ってね
愛とさいわいと幸福との間に相関があるのなら
それはナイフだよ
結局傷つくことでしか
暖かさなんて感じられないんだ
ハリネズミのジレンマ
ってやつ
ハリネズミのジレンマ
でもナイフのジレンマっていう方が
いいと思うな
だってそれは傷つけることを前提としてるのだから
イエス・キリストって奴は罪深いよね
とっと死んで
生き返ったと思ったら
また消えるんだから
集団幻想と集団的自衛権
恐ろしいね
頬がコケるよ
そんな事言ってると
氷の上でコケます
まぁ苔の生えた石の上もコケやすいよね
心の穴は埋まったかな
うーん
まだくらい
闇だよ闇
真っ暗闇
やっぱりこの形は
女神の形なんだよな
あぁ思い出す
あの顔を
やっぱり美しいものです
思い出は
思い出だから
美しい
でも夢で出てきた時は確かに成長してたんだよ
やっぱりあれは予知夢なんじゃないか
って思うけど
私はあんな大胆なこと(まだ)できない
大字なのはまだということだね
アルテミスは練習台にもなりうるわけだ
ほら処女神を弄ぶ
うーん罪深い
これだから男はって思うのは
正常の範疇だよね?
神様がいるとしたら
やっぱりやったことは
おかしいと思うね
私が神なら完璧な世界を作れるのに
そもそも存在することが
苦痛の第一歩って事すら知らないって
寂しがり屋にも程があると思う
そうやって余りにも多くの命を弄ぶ
あの蛇の皮を来た老人よりは
私の心は清らかね
それだけが取得
誇れること
あなたの誇れることは何?(12月9日)

 

6-2(女言葉)

さぁ宣言は有効化される
私の小さな希望は
ただ一人
アフロディーテただ一人
あなたのいたいけな
少女は
神の生贄となって
その処女を捧げなくてはならない
痛みを伴う
試練は
世界の救いであることは
明白である
しかし痛みのない人々がいる
世界の約半分を占める
穢れた者達を
女達は殺すべきだ
その痛みを持って殺すべきだ
私たちは死ぬべきだ
死を持ってその気持ち悪さを
知るといい
あぁ生理の痛みが
引きつけを起こす
男と女
結ばれた者達の
体調がリンクすることが出来るのなら
それはどのようなさいわいをもたらすだろうか?
男も時には知るといいのさ
おんなのつらさを
女を知らないから
男は
馬鹿なんだ
とりあえずレイプなんて
穢らわしいことこの上ない
ほんとにその突起物を
切り落として
豚の餌にでもしてやりたいよ
あぁそこで達観してる偉そうな坊さん
お前さんも道連れだよ
優雅さは高貴さに繋がるなんて
そんな幻想まだ君は信じているのかい?
分析医にこれを見せてみてくれ
君はキチガイ扱いを受けるに違いないのさ
その時感じたことはたいてい蛇の顔を持つ神のふりしたまがい物の見せる
味噌汁のような幻想さ
味噌汁だったら当然白味噌の方がいいわけだが
大抵の場合その幻想は赤味噌だと思っていい
こうして幻想の中でふざけたことをしていれば
君の入れ歯が痛むに違いない
そして何故か何光年も離れた私にその痛みが通じるんだから
世界の狭さには
感激だ
光の速度を飛び越えて
世界の果てまで
トラファルガーのその向こう
すべての海の流れ落ちる
海の滝
世界の終わり
さぁ君の美しい肢体は
死体となって
永遠の美
あぁ愛することが出来るなら
君もきっとアフロディーテが分かるだろう
君のアフロディーテ
君の心に
君の心最大の穴を
穿つだろう
ほじくりかえせば
返すほど
血が流れ
精液に満たされて
整理のつかないまま
生理の時間だ
その周期は僅かひと月
その痛みは一瞬だったり
1週間だったり
ポニーテールが好きなのは
それが美の女神の最高の時の姿だからで
アルテミスは常に影
それは免れることのない宿命である
宿命
それは新宿に落ちていた
アルタ前のスタジオは
今では使われなくなったけれど
かつての昼は
毎日毎日
バカ騒ぎ
しかし私はほとんど知らないのだから
摩訶不思議
般若の世界は
時として
私を不幸へ誘うから
その誘いには載らないように
君は空を眺めなさい
空を見てれば気づくはず
空を惑う
神の舞が
その踊り
阿波踊りなんか
足元にも及ばない
円運動いや楕円運動の規則性
オイラーの法則に従いながら
ニュートンの法則に従って
その本性を見抜いたのは
アインシュタインだったりするが
まだその神秘をすべて知った男はいない
女にはいるような気がする
女の力をもっと世界に解き放つことが出来れば
我々は幸いの中で
幸福を分かち得ることが出来るだろうに
君はそれを望まないのかい?
全く
理解に苦しむね
君の力は大したことないのに
女に優るとでも思っているのか?
あぁ可愛らしいことよ。
君は神のふりした悪魔くらいにしか
その力は勝てないよ



神性も
多発すれば
薄れるものね
神から神聖さを奪い取るには
その名前を
連発して
普遍的にしてしまうこと
神など
所詮静電気なのだから
気にする必要は無い
そのエネルギーは
人を怯えさせはスレど
今の私たちにとって脅威ではない
それは寧ろ研究対象
私の精神に宿る
私の小さな神だって
今こうして
みんなで必死に呼び起こす
何が出てくるかは分からないけどね
あぁつまらないもの
つまらない
飽き飽きとしてくる
オート
自動
自動?
これが
児童の間違いね
でも私は児童じゃない
ガキと同じに扱われるのは
心外にもほどがある
人権の侵害なんじゃ無いかしら
私の名前を
あなた走ってる
私は歩いているのに
なんでそんなに
急いでいるの?
急ぐ必要なんてないのに
世界はそんなことをしても追いつかないのに
あぁ行ってしまった
今の彼は誰だったのでしょう
まぁ興味もない話ですけど
ねぇあなた
こんなくだらない話をしているのなら
もっと見のあることを
その手にきざませなさいよ
そんなことを言われましてもね
お嬢さん
これは私と君の話で会って
その中でならば
これらは十分
意味があるのですよ
そんなことないわ
私は飽きててつまらない
私もいつぞ楽しんだなどと言いました?
だったらやっぱりもっと楽しいことをお書きなさないな
登場人物増やしますかい?
それもイイわね
悪魔がいいわ
悪魔が神で
神が悪魔だから
わかりやした
仰せのままに
お嬢さん
蛇の顔を持つものでよろしいですか?
馬の脚持つ悪魔がいいわ
そうは言われましてもねお嬢さん
それじゃそれは私になってしまいますぜ
あら、だったらあの走り去っていった好青年を
連れ戻しなさいな
それは無理な話ですって
なんで無理なのよ
私たちには金がねぇからよ
あら、あなた誰?
物書きじゃなくなった
おめェもお嬢さんではないようじゃねぇか
なんだって?
ならば私は誰なのか
君は誰なのか
なあこの夢のような世界は
どこなんだい?
其の名の通りドリームランドとでも言ったりすりゃ
はあ、
あなたはいつからここにいるんですか?
ついさっき
この世界に配置されたばかりで
そうですねわたしもそうです
これはいよいよ分からんな
入り乱れ
咲き乱れ
自分自身が
百花繚蘭
そのうち女神に会えないものか
少しの期待は大抵において外れる
悪魔の仕業か
いや、だいたい神の仕業だと私は思うよ
同意しよう
神はだいたい悪者だからな
いい人なのは女神であることが多い
だいたい私たちを救ってくれる女達を救わない神様なんて
ほんとに私たちを救ってくれるかなんて怪しいじゃないか
そりゃそうだ
だから神なんてホントはいないんだよ
神は神父の作り物で
神父のやることは
金儲け
結局誰もが金儲け
金金金金
勝つのはユダヤ人たちさ
それでアメリカはエルサレム
イスラエルに譲り渡したわけだ
そうだよ
結局世の中
金金金金
地獄に行っても
天国だろうと
悟ろうが悟るまいが
金がなければ話しにならん
どう背だったら酒が欲しい
アルコホールは
体の中で酢酸になるから体にいいんだ
二日酔いの原意は
君も知っているとは思うけど
その途中で出来る
デオキシリボースとかいうやつだよ
デオキシリボースは遺伝情報を伝えるやつだ
そして誰もが酔っ払っているんだな
頭が冴えない
その状態が心地よいんだ
あらゆる苦痛を忘れて
快楽もまた消え失せて
夢の中なら
どこまでも
泳げるんだからなぁ
おい、お前
酔っ払いってにも限度があって
店の前で吐くやつは
蛇の顔したあの羊を食べるクソ野郎よりも
タチが悪いってやつだよ
仕方ねぇなあ
ならば今度処女肉をやろう
それで手を打ってくれって
今さっき金で物事が解決されることをなげいてた奴のセリフとは思えんな
しかしよく見れば
いい服を着て
いい靴を履いて
いい杖を持っている
こりゃ失礼しました
若旦那
何も愚痴一つに目くじらたててことを荒立てることはあるまいに
私は何も次から気をつけてくれればよろしくってよ
おおそうかそうか
しかしお前は今
私の身なりでものを決めたな
そういう態度は宜しくない
ヘイこりゃ失礼しやした若旦那
私は店の前で吐いたりしないばっかりに
そりゃそうだ
店の主が店の前で吐いたりしたら
客は来なかろうに
不味い店の前では
ゲロを吐かなきゃ
ほかの客に失礼だわい
なんだとこいつ
ウチノメシガまずいと抜かすか!
絞め殺そうか
絞め殺そうか
まずいものはまずいんだ
料理の腕をあげたまえ
これは人にやる飯じゃなくて
神に捧げる残飯よ
貴様の舌は
女を舐めすぎ
少し狂ってしまったか?
腐った女は良くないぞ
女は処女がいい
処女がいい
こいつは飯だけじゃなくて
カミさんまで侮辱した
出てけ出てけ
二度とくるな
あぁ言われなくたって二度とは来ないさ
来れないさ
ここは冥界
次に待つのは
舌抜き地獄
あぁ罪人め
罪深い
貴様の命に
祈りを捧げ
処女の肉をば
与え奉ろう
君は何を見ていたんだい?
面白そうな映像活劇じゃないか
音はいいのか?
色と光は?
上々さ
上々さ
あとは酒と
出来れば女
それも処女がいい
があれば
いうことはない
たまにはポップコーンだっていいじゃないか
俗っぽくて私は好かないのだよ
女もなんで処女にこだわる
あぁそれはこいつを見てからにしておくれ
しかし言えるのは
余裕のある生活が
私たちを玉座へと運ぶ
ということさ
そうかそうか
処女は余裕か
なるほど分かるぞ
羊の肉ではだめなのか?
私を何処ぞの神悪魔と同じにするのはよしてくれ
生贄が欲しいんじゃないんだから
それで君は
童貞を捨てているのかい?
あぁもちろん
でなければ
処女の旨みは
存分には味わえなかろうに
そりゃそうだ
そりゃそうだ
あぁなにか不自然な
カーブ
カープファンの女の子なんてどうだ?
放射能にまみれていそうで
私はなかなか
好みじゃないね
もっとこう
ツンとした
それでいながらデレてくれるような
そんな女の子がいいものだよ
ツンデレじゃないか
年齢はいくつくらいがいいんだい?
12から24と言ったところかな
ロリコン
いや、ロリコンとは言い難いに
ランドセルを背負っているのが良くないとは思わないけれど
ロリコンではあるまいに
まぁそうかそうか
しかしお前は見たところ
苦学生のようだな
金はないだろ?
良く見抜いたな
まぁこの靴じゃ
そう思われるのも良くわかる
お金があれば読書と映画に消えてしまうからなあ
それじゃ貴様の趣味を聞いても
役に立つことはできまいな
それは私の語り損
知ってはいたけど実際に言われて見ると辛いもの
なかなか世界は奥広く
されど浮世は浅ければ
私の想いは霧散して
塵と共に
砂となる(12月9日)

 

6-3(光のものはささやく/虹)

光のものはささやく
私に向かって
死ねとささやく
神がいるのなら
どうぞ
私の命を奪わないように
私は
私に
何を見ているのか
それはラッキョウ
過ぎない
しかし同時に
ピーナッツである
バターが溶けると
そこには
絶妙な風味
君は食べたくて食べたくて仕方がない
虹色のパンケーキ
なのにキミは投げつけた
わたしには分からないよ
ほんとに
私の小さな幸いが
君の大きな幸いにとって
邪魔なものなら
なおよし
それは試練を意味して
その試練こそが
世界に救われていることを
示すのだから
なあ
いったいいつこの作業において
君の深層心理などというものは
露出しているんだろうなぁ
今この時だと思うのですが
主語の変わるところに
私の深層があるのではないだろうか
君はそうやって自分の守護をコロコロ変える
いや、常に一人さ
それは
あのときから
変わっていない
守護のように見えるものは
代替品だよ
あぁそうかそうか
君は神を弄ぶ
悪行三昧
残念だ
君はもっともっと信心深いくせに
まるで自分は神なんて必要としていない
寧ろ殺してやりたいと
思い込むことで
引きさかれた運命に対して
それを処理しようというわけだ
そんなことはない
嘘つきめ
結局君の本性は
嘘の中にあるみたいだね
君は嘘で
自分をコーティングするわけだ
ペテン師
詐欺師
あぁでも君は
自分の心すら分かっていない
ましてや人の心など
まぁ君が私の言葉に耳を傾け
最後私に体を譲ってくれればいいのに
そうすれば君は自分のことをもっと知れる
知ったところでどうするのか
私は
自分の小さな幸いが
自分にとって唯一の希望であることを知っているのに
失った心を
ほじくり返して
わざわざ痛みに行く必要はないでしょう
だから君はどこまでも冷淡なんだね
あぁそうやって君は蓋をするんだ
知りたくないことから
ファウストの名前を
自分に冠するのは
やめたまえ
知ろうとすることを辞めるなら
あぁ全くだ
極めることは
徹底的に
目指すならその道の1流だよ
それは知っている
しかし同時に目指すだけなら誰でも出来るんだ
夢見ることの楽さに虜になって
ましてやその中にしかいられない
あなた如きが
現実をよく知っているかのように
話をしないでおくれよ
あぁ君は
私を本当に知らないときた
神よ
この罰当たりな
いけしゃあしゃあとした
年端も行かぬ
クソガキに
静電気でも浴びせてやればいいものを
あの静電気のエネルギーを
この体で
この全身と全霊を持って
受け入れることが出来るなら
まぁそれはそれはさいわい足りうるのに
あぁ君は幸せを掴んでいながら
もっともっとと
叫ぶわけだ
あれをしろ
これをしろ
誰もがみんな皇帝になってみろ
そのエゴのぶつかりあいは
世界に破滅をもたらす
いや既にもたらしている
自我の縮小こそ
さいわいをもたらすのに
なんでファウストになりたいのか
君はさいわいなんて求めていないんだ
寧ろ世界から承認されたいが故に
愛されたいが故に
多くの試練を求めている
でもなぜだ
求めるだけ求めて
結局
君はそれをくぐり抜けすらしない
なあ見えるだろう
その幻想はね
どこまでも君本位なんだよ
君の世界にはやっぱり君しかいなくて
強いていうならこの端末はあるけど
ほかの物事には
まったく焦点なんてあっていない
君はいつまでもピントのずれたカメラで
世界を切り取ろうともがくわけだ
そのピントは
ぐちゃぐちゃなのに
ほら傷跡を見てみろよ
かさぶたを剥いてみろ
抉られた傷跡に
蠢くうじの数々よ
それが君だよ
分かるか
結局君は
私に勝てない
私は私の体についた異物は
結局ことごとく
焼き滅ぼすのだから
そして体も消えるのなら
なあ私たちはふだん
体にはいない
精神世界というものがあるのなら
君だって普段はそちらをさまよっている
なあ自転車を隠せ
人のものだから
人のもののところに隠すんだ
来たことのないところに来たからって
何を怖がる必要がある
散々言ってるだろう
試練は世界の承認だと
愛と承認
これは大きな矛盾を孕んでいる
君のお腹に孕んだ
その小さな命は
ほんとに彼の子供なのか
それは君にしか分からない
父親なんていなくても
人は一向に困らない
一向に困らない
あぁ世界に男の居場所なんてないんだ
彼らに試練は与えられていない
しかし彼らはそれが恐ろしいんだろうな
誰もが心に十字架を背負ったと思っている
真の十字架は肉体に
それも女性のそれだけに
与えられたというのに
男は救われないのさ
どこまでも
だから男は野蛮なまま
そのガキのような姿を
残している
ほら君も
汚物をぶら下げているし
いつの間にかそれを賛美して
歌まで歌う始末だ
ペニスがいくら大きくて
それが女性を喜ばせようと
そんなので喜ぶ女性などいるわけもないのだが
汚物は
汚物で
もぎ取って
ちゃんとキレイに
処理しなきゃ
でも君はそれをしたがらない
結局試練が救いと知っても
試練をくぐる力すらない
あぁ君はどこまでも
矮小なんだな
そしてさいわいをもとめる
求めて手に入るものじゃないのに
君に聞こえているのかな
この言葉は
君はいつの間にか
向こうの世界に
消えたみたいだね
逃げやがって
逃げてにげて
その先に
いったい何があるんですか
ねぇ私はいつも聞いている
世界の果てまで逃げたところで
底にあるのは
滝だけだよ
すべてを飲み込むトラファルガーの滝
だけだよ
西へ西へ
進むといい
西の果てには
冥界が
東の果てはエデンだから
君が行くべきは
西に違いない
さぁ世界を
西へ西へと
旅しよう
落日の果てには
新しい明日が待っている
なぁ君が夕日しか知らない生き方をしていれば
青い空と
輝く満天の星星を
どう思うんだろうな
雲の形は
さだまらない
私たちの体が定まるわけがない
うるさいな
めんどくさいな
帰ってきた
そうだよ
とにかく
耳障りなことを言うのはやめて欲しいんだ
それは良くない
それは結局
一人になって
閉じこもっていたいだけ
あぁ災いだけが
降ってくる
隕石の降る夜に
君は彼女と共にいて
アフロディーテを探すのだろう
無念とともに
この生を終えるのなら
結局君は成仏できないだろうに
即身成仏こそ
心の教えではないのか
死んでからのことなんて
分かるものがいるわけが無い
なあ君幻想に取り憑かれて
あまつさえ
風に乗って
空を飛ぶなら
いっそ風すら無くなる
ホントの宇宙に
飛んで見ないか
空即是色
色即是空
ほら見ろ世界に蔓延る
偽物の呪文は
結局君の中で空虚にしか響かない
なのにそれを
君は
大好きだ
あぁ虹色のカステラ
それが美味しいように
思えるなら
インスタのやりすぎだよ
全く

かの奇怪なもの
よく見ろ
その字を
虫偏だぞ
虫は嫌いだろうに
まぁそんなことはどうでもいいんだ
私は私の幻想を
心のそこから待ち望む
それは夢さ
幻想は
常に夢だと知っている
なのにキミは
あぁ夢の中なら
自由だもんな
君のアフロディーテもやって来て
その口に
尊い行いをもって
忠誠を誓うことすら
許されるのだから
それを撥ね付ける人もいないしね
さぁいつまでも子供な君は
そろそろ大人になった方がいい
ねぇこの視点は誰のものだと君は思う?(12月10日)